ふるさと納税の返礼品「おせち」 古賀市も基準に違反 

ふるさと納税の返礼品の「おせち」が総務省が定める基準に違反していた問題で、田川市に続いて、古賀市でも同じ会社の「おせち」が基準に違反していたことがわかりました。
ふるさと納税の返礼品をめぐり、田川市は1日、食品製造会社「久松」が製造した「おせち」が市外で製造されたもので原則、返礼品は地元の産品とするよう求めている総務省の地場産品基準に違反していたと発表しました。
これに関連して、2日新たに古賀市が記者会見し古賀市の返礼品として同じ会社が製造した「おせち」も基準に違反したことを明らかにしました。
古賀市の発表によりますと「おせち」は市内の工場で製造する予定でしたが、実際には粕屋町にある工場で製造されていたということです。
会社が田川市での違反を受けて、すべての自治体の返礼品を調査したことで発覚しました。
古賀市の「おせち」は寄付件数が1083件、金額にして4100万円あまりにのぼり、市は希望する寄付者に返金することにしています。
会見に同席した「久松」の松田健吾社長は「本社と古賀工場の間で伝達ミスがあった。地場産品基準違反となってしまったことについて寄付者や古賀市民の皆さまに深くおわび申し上げます」と陳謝しました。