被災地で集団避難中の生徒を支援 県が教職員を石川県に派遣へ

能登半島地震から1日で1か月です。
地震で被災し集団避難している中学生を支援するため、福岡県は4人の教職員を石川県に派遣することになりました。
能登半島地震で被害を受けた石川県輪島市や珠洲市、それに能登町では希望した中学生およそ400人が親元を離れて県南部の白山市や金沢市の施設に集団で避難しています。
福岡県は文部科学省の要請を受けて集団避難を支援するため4人の教職員を派遣することになり、1日県庁で出発式が行われました。
式では、地震の発生から1日で1か月となるのにあわせて黙とうをささげました。
このあと4人が決意を表明し、堤大樹さんは「家族がばらばらに生活しとてもつらい状況だと思う。子どもたちに寄り添ってできる限りの支援をしたい」と述べました。
これに対して吉田法稔教育長は、「生徒たちは甚大な被害に遭い精神的なショックを抱え、非日常の集団生活で大きな不安を抱えている。日々の生活を安んじて送ることができるよう、全力で任務にあたってほしい」と激励しました。
4人は3日から11日まで、中学生が避難している施設の環境整備のほか、夜間の見守り、そして生活指導にあたる予定だということです。