インフルエンザ・咽頭結膜熱・溶連菌感染症の一種は警報継続 

福岡県は直近1週間に確認された感染症の感染者数を発表し、インフルエンザと咽頭結膜熱、それに「溶連菌感染症」の一種のあわせて3つの感染症が引き続き、警報レベルとなっています。
特にインフルエンザの感染者が増え、学校では学級閉鎖などが相次いでいて、県は発熱などの症状が出たら早めに医療機関を受診するよう改めて呼びかけています。
福岡県は新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症の発生動向について、1月22日から28日までの1週間に定点把握された感染者数を発表しました。
このうち、インフルエンザの感染者数は1医療機関あたりの平均が34.89人で、前の週の1.35倍に増えています。
学校では学級閉鎖や学年閉鎖が相次いでいて、県は10週連続で「インフルエンザ警報」を出し、警戒を呼びかけています。
また、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る咽頭結膜熱の感染者数は1医療機関あたりの平均が1.15人で、県は21週連続で警報を出して警戒を呼びかけています。
さらに、主に子どもが感染し発熱やのどの痛みなどの症状が出る「溶連菌感染症」の一種、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は1医療機関あたりの平均が8.07人で、県は2週連続で警報を出して警戒を呼びかけています。
一方、新型コロナの感染者数は2270人で、前の週より210人増えています。
感染者数の増加は10週連続です。
1医療機関あたりの平均は11.46人と前の週の1.10倍に増えています。
福岡県は「年明けに学校が再開してから学級閉鎖などがかなり増えている状況だ。発熱などの症状が出たら早めに医療機関を受診してほしい」と改めて呼びかけています。