ウクライナの女子高校生の歓迎会 大牟田市の高校に短期留学 

ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナの女子高校生3人が大牟田市の女子高校に短期留学することになり、29日、高校で歓迎会が行われました。
短期留学を始めたのはウクライナ人の女子高校生、▽マリア・ステファノビッチさん、▽ポリーナ・ミシチェンコさん、▽ビクトリア・イエフィメンコさんの3人です。
戦火を逃れるため、ウクライナからポーランドに避難していましたが、日本の文化を学ぼうと大牟田市の明光学園高校への短期留学を決めたということで、全校朝礼に参加して生徒から歓迎を受けました。
このあと、留学中、一緒に過ごす2年生のクラスで歓迎会が行われ、互いに英語で自己紹介やゲームをしてクラスメイトと打ち解けていました。
3人は「初めは少し緊張しましたが、リラックスできました。留学中は、日本語を勉強したり、美術の授業を受けたりしたいです」と話していました。
留学期間は2月15日までで、3人は高校の寮に入って、日本語を学んだり、美術や体育などの授業に参加して生徒たちと交流したりするということです。
諸田浩美校長は「避難生活をしている子どもたちが少しでも心の平安が持てたらと思います。ふれあいを通して、わずかな時間ですが、楽しかったという思い出をつくってほしいです」と話していました。