警察官が定期的にコンビニ訪問 北九州でサポートポリス制度

「ニセ電話詐欺」などの犯罪が後を絶たないなか、北九州市の門司警察署では地域のコンビニエンスストアに担当の警察官を割り当て、定期的に店を訪問するなどして防犯の強化にあたる「サポートポリス」制度を県内で初めて導入しました。
この「サポートポリス」制度は各地で導入が進められていて、福岡県では今回、北九州市の門司警察署が初めて取り入れました。
26日は警察官やコンビニの関係者が出席して宣誓式が行われ、「サポートポリス」を代表して門司港交番の今林弘洋巡査が「積極的にコンビニに立ち寄り、ニセ電話詐欺をはじめとする各種犯罪の予防に努めてまいります」と宣誓しました。
門司警察署では、門司区内のコンビニ37店舗に、「サポートポリス」として1人ずつ担当の警察官を割り当て、定期的に店を訪れるなどして関係を築きながら連携して防犯の強化にあたることにしています。
26日はこのうちの一店舗で、「ニセ電話詐欺」の被害を防ぐ訓練が行われ、うその電話を信じて電子マネーのカードを購入しようとする客への対応を確認しました。
このなかでコンビニの店員は、客に警察から配布されたチラシを見せながら詐欺の手口を説明するなど、思いとどまるよう積極的な声かけを行いました。
「サポートポリス」の導入についてコンビニの店員は「相談する相手がいるのは心強いです。連携をとりながらやっていきたいと思います」と話していました。
門司警察署生活安全課の山邊裕課長は「良好な人間関係を築くことによってなんでも相談しやすい環境を作って安全安心なまちを目指したい」と話していました。