園児たちが避難のしかたを学ぶ 飯塚で地震・火災を想定し訓練

飯塚市の幼稚園で地震や火災の発生を想定した避難訓練が行われ、子どもたちが避難のしかたを学びました。
避難訓練が行われたのは飯塚市にある近畿大学九州短期大学附属幼稚園で、園児およそ180人が参加しました。
訓練は園児に知らされずに緊急地震速報の警報音が放送されて始まり、子どもたちはすぐに机の下に潜り込むと両手で頭を守るようにして避難しました。
まもなくすると火災を知らせる警報音と職員室から火事が起きたという放送が行われ、子どもたちはハンカチなどで口や鼻を押さえ、先生の指示に従って運動場に避難し、先生が子どもたちの無事を確認していました。
このあと教室で安全に避難するための講習会が行われ、子どもたちは慌てずに安全に避難するときの「おさない」「かけない」、「しゃべらない」「もどらない」「ちかよらない」の頭文字を取った「お・か・し・も・ち」について学んでいました。
参加した男の子の1人は「急に始まってびっくりしました。運動場に集まったときに怖いと思いました」と話していました。
幼稚園の坂本真帆教諭は「実際に地震や火災が起きたときに子どもたちがどのように自分の身を守ったり、逃げたりしたらいいのかをしっかり学べるようにしていきたい思います」と話していました。