インフルエンザ・咽頭結膜熱と再び溶連菌感染症の一種も警報 

福岡県は直近1週間に確認された感染症の感染者数を発表し、インフルエンザと咽頭結膜熱、それに「溶連菌感染症」の一種のあわせて3つの感染症が警報レベルとなっています。
また新型コロナの感染者数は9週連続で増えていて県は発熱などの症状が出たら早めに医療機関を受診するよう改めて呼びかけています。
福岡県は新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症の発生動向について、1月15日から21日までの1週間に定点把握された感染者数を発表しました。
このうち、インフルエンザの感染者数は1医療機関あたりの平均が25.85人と、前の週の1.63倍に増えていて県は9週連続で「インフルエンザ警報」を出し、警戒を呼びかけています。
また、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る咽頭結膜熱の感染者数は1医療機関あたりの平均が1.39人で、県は20週連続で警報を出して警戒を呼びかけています。
さらに、主に子どもが感染し発熱やのどの痛みなどの症状が出る「溶連菌感染症」の一種、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は1医療機関あたりの平均が8.08人と前の週の1.42倍に増え、再び、警報レベルとなりました。
一方、新型コロナの感染者数は2060人で、前の週より444人増えています。
感染者数の増加は9週連続です。
1医療機関あたりの平均は10.40人と前の週の1.27倍に増えています。
福岡県は「今回再び警報レベルの感染症もあり、年明け以降、いずれの感染症も患者が増えている状況だ。発熱などの症状が出たら早めに医療機関を受診してほしい」と呼びかけています。