偽ネットバンキング不正送金 福岡県内で去年2億円超過去最悪

偽のインターネットバンキングのサイトに誘導されるなどして現金をだまし取られる被害が福岡県内でも相次ぎ、去年1年間で被害額が2億円を超え、過去最悪になったことが警察のまとめでわかりました。
警察のまとめによりますと、去年1年間に県内で確認されたインターネットバンキングの不正送金の被害は、暫定値で174件、およそ2億1630万円にのぼり前の年の同じ時期のおよそ10倍と過去最悪になりました。
実在する金融機関を装って送られてきたメールにあるリンクを閲覧してしまうと本物そっくりの偽のサイトに誘導され、さらにIDやパスワードを入力してしまうと情報が抜き取られる「フィッシング」と呼ばれる手口が代表的だということです。
福岡県警察本部サイバー犯罪対策課は、被害に遭わないために、金融機関などを名乗るメールが本物なのか疑うことやリンクからではなく正規の公式サイトや公式アプリからアクセスしてほしいと注意を呼びかけています。