ソフトバンク柳田選手が自主トレ公開 小久保監督は新人初視察

プロ野球のパ・リーグで昨シーズン、最多安打のタイトルを獲得したソフトバンクの柳田悠岐選手が大分県で自主トレーニングを公開し、「個人で納得のいく成績を残して優勝したい」と意気込みを示しました。
柳田選手は昨シーズン、打線の中軸として全試合に出場し、163安打で最多安打のタイトルを獲得したほか、4年連続8回目となるベストナインを受賞しました。
柳田選手は、18日、大分県佐伯市で行っている自主トレーニングを報道陣に公開しました。
柳田選手は70メートルあまりを12本ダッシュするなどして汗を流したあと、ボールに正しい回転をつけるため取り入れたという小さなアメリカンフットボールを使ってキャッチボールを行いました。
フリーバッティングでは、フェンスを越えるまでボールを打ち続け、14回打席に入ったうち3回は初球で達成していました。
柳田選手は、今シーズンのホームランについて、6年ぶりとなる30本以上を目標に掲げ、「集中して1発でしとめることが大事だ。状態は全然まだまだなので、ここから仕上げていきたい」と話しました。
その上で「個人で納得のいく成績を残して優勝したい」と4年ぶりのリーグ優勝にむけて意気込みを示しました。
一方、ソフトバンクの小久保裕紀監督が筑後市で行われている新人選手の合同自主トレーニングを初めて視察しました。
ソフトバンクの新人選手の合同自主トレーニングは今月9日から筑後市のファーム施設で行われています。
小久保監督は18日、初めて視察に訪れ、新人選手に対して「育成選手は支配下に、支配下の選手は主力になることが目標だ。“自分の城”を築けるように頑張ってほしい」と激励しました。
小久保監督は慶応大からドラフト3位で入団し、右の強打者として期待される廣瀬隆太選手の打撃練習に熱い視線を送っていました。
ドラフト2位で入団した愛知の名城大の岩井俊介投手については小久保監督はキャッチャーの後ろに立ち、スリークォーター気味のフォームから投げる球筋を確認していました。
小久保監督は「ピッチャーはほぼ全力で投げていて、打者もいいスイングをしていると思った」と感想を話していました。
ソフトバンクの新人選手の合同自主トレーニングは1月29日まで行われ、2月の春のキャンプに備えます。