インフルエンザと咽頭結膜熱の警報継続 新型コロナの感染者増

福岡県は直近1週間に確認された感染症の感染者数を発表し、インフルエンザと咽頭結膜熱の2つの感染症が引き続き警報レベルとなっています。
一方、新型コロナの感染者数は8週連続で増えていて県は感染対策を徹底するよう呼びかけています。
福岡県は新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症の発生動向について、1月8日から14日までの1週間に定点把握された感染者数を発表しました。
このうち、インフルエンザの感染者数は1医療機関あたりの平均が15.81人で、前の週の0.91倍とほぼ横ばいに推移していて、県は8週連続で「インフルエンザ警報」を出し、警戒を呼びかけています。
また、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る咽頭結膜熱の感染者数は1医療機関あたりの平均が1.7人で、こちらも前の週の0.94倍とほぼ横ばいです。
県は19週連続で警報を出して警戒を呼びかけています。
一方、新型コロナの感染者数は1616人で、前の週より142人増えています。
感染者数の増加は8週連続です。
1医療機関あたりの平均は8.16人と前の週の1.1倍に増えています。
このほか、先週、警報が解除された子どもに多い感染症で突然の発熱などを発症する「溶連菌感染症」の一種、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は1医療機関あたりの感染者数の平均が前の週の2.35倍に増えていて県は今後の動向を注視しています。
福岡県は「新型コロナの感染者数が徐々に増えていて今後も増加が予想される。インフルエンザなどの感染症も引き続き警報レベルとなっているので、感染対策に努めてほしい」と呼びかけています。