福岡市の新年度予算は1兆円超で最終調整 子育て支援を強化

福岡市は新年度・2024年度予算案で一般会計の総額が4年連続で1兆円を超える方向で最終調整に入りました。
子育て世帯への支援強化に向けて出産や育児などの相談に一体的に支援にあたる「こども家庭センター」を各区役所に設置する費用などを盛り込む方針です。
関係者によりますと、福岡市は新年度・2024年度予算案について一般会計の総額が4年連続で1兆円を超え過去最大となる方向で最終調整に入りました。
この中では子育て世帯への支援強化に向けて出産や育児などの相談に一体的に支援にあたる「こども家庭センター」を各区役所に設置する費用を盛り込む方針です。
また行政サービスの配置に課題のある南区に区役所レベルの機能を持たせた地域交流センターを整備する計画で、その具体化に向けた検討費用が盛り込まれる見通しです。
さらに能登半島地震を受け、災害時に備え在宅で人工呼吸器を使用する人に対し非常用電源の購入費を助成することを検討しています。
このほか、マンションの建設が進み人口が急増する東区のアイランドシティに新たに消防出張所を整備するための費用も盛り込む方針です。
福岡市は新年度予算案を来月19日に開会する予定の市議会に提出し、可決・成立を目指すことにしています。