福岡空港で旅客機が誘導路外れるトラブル 先週も同じ場所で

17日午前、福岡空港に着陸した韓国の航空会社の旅客機が誘導路を誤って外れて、一時、立往生するトラブルがありました。
同様のトラブルは同じ場所で1週間前にも起きていて、誘導路を管理する運営会社の福岡国際空港は「路上の誤進入を防ぐ×印の塗料を変えて、見やすくするなどの対策を進めている」としています。
国土交通省福岡空港事務所によりますと、17日午前7時40分ごろ、福岡空港に着陸した韓国の格安航空会社「チェジュ航空」のボーイング737型機が駐機場に向かって誘導路を走行中に誤ってエンジンの試運転などを行う場所に入りました。
この場所の手前の路上には誤進入を防ぐための大きな×印があり、旅客機のパイロットと空港の管制官は通常どおり交信していたということです。
福岡空港事務所は、旅客機側が何らかのミスで管制官の指示どおりに動かなかったとみています。
旅客機は一時、立往生したあと、けん引車で駐機場まで運ばれました。
同様のトラブルは、同じ場所で今月10日にも起きています。
福岡空港事務所は、「早急に再発防止策を検討する予定です」とコメントしています。
一方、滑走路や誘導路を管理する運営会社の福岡国際空港は「路上の誤進入を防ぐ×印の塗料を変えて、見やすくするなどの対策を進めている」としています。
旅客機の乗客・乗員にけがはなく、ほかの旅客機の運航に影響はなかったということです。