小倉城で新春恒例の「おしるこ会」 家族連れなどが長い列

北九州市の小倉城では8日、新春恒例の「おしるこ会」が開かれ、午前中から、多くの人がつきたての餅が入ったおしるこを味わっていました。
この催しは無病息災を願って昭和34年から行われています。
去年までの3年間は新型コロナの影響で中止されましたが、ことしは4年ぶりに復活し、天守閣前の広場では家族連れなどが長い列を作りました。
用意されたおしるこは2000人分で、受け取った人たちはさっそく近くのベンチなどで味わっていました。
家族と一緒に並んだ10歳の男の子は「もちもちですごく温かくて甘くておいしかったです。みんなで食べたら楽しくてもっとおいしくなるなと思いました」と話していました。
幼い娘と訪れた女性は「娘にはなるべく地域のイベントに参加させたいのでいい機会になりました。ことしもいい年になりそうな気がします」と話していました。
「おしるこ会」の実行委員会の上田倉補事務局長は「各地域での災害などもあり引け目を感じるところもありますが、小倉城を中心に皆さんに少しずつでも元気を伝えていきたいと思います」と話していました。