飯塚 旧伊藤伝右衛門邸で正月の特別開館

「筑豊の炭鉱王」の邸宅として知られる飯塚市の「旧伊藤伝右衛門邸」で、3日正月の特別開館が行われました。
飯塚市の「旧伊藤伝右衛門邸」は、明治から昭和にかけて建てられたかつての炭鉱経営者の邸宅で、国の重要文化財や名勝に指定されています。
地元の観光の名所にもなっているこの邸宅を帰省した人たちにも楽しんでもらおうと毎年正月3日に入館料が無料の特別開館を行っています。
邸宅には25の部屋があり、このうち2階の座敷は、かつて伊藤伝右衛門の妻としておよそ10年間暮らした歌人の柳原白蓮の部屋で、およそ3500平方メートルある日本庭園を一望することができます。
また、ことし2月から始まるひな祭りに向けた飾りつけも行われていて、このうちおよそ20畳ある本座敷ではひな人形などおよそ1000点を使って平安時代の四季のにぎわいを表現したということです。
家族で訪れた小学3年の女の子は「家が広くてお庭もあってきれいでした」と話していました。
また、男性は「なかなか見れない光景を見ることができました」と話していました。