福岡県 インフルなど感染警報レベル続く 年末年始も予防策を

福岡県ではインフルエンザと咽頭結膜熱、それに「溶連菌感染症」の一種のあわせて3つの感染症が引き続き警報レベルとなっていて、帰省などで人と接触する機会が多くなる年末年始も手洗いなどの感染予防策が必要です。
福岡県は新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症の発生動向について、12月18日から24日までの1週間に定点把握された感染者数を発表しました。
このうち、インフルエンザの感染者数は前の週より減りましたが、1医療機関あたりの平均は24.79人と国の警報の基準を上回り県は5週連続で「インフルエンザ警報」を出し、警戒を呼びかけています。
子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る咽頭結膜熱の感染者数も前の週より減りましたが、1医療機関あたりの平均は4.34人になっていて県は16週連続で警報を出しています。
また、主に子どもが感染し、発熱やのどの痛みなどの症状が出る「溶連菌感染症」の一種、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎も感染者数が前の週より減りましたが、1医療機関あたりの平均は7.54人で、警報を解除する基準、「1医療機関あたり4人」を上回っていて、県は2週連続で警報を出して警戒を呼びかけています。
一方、新型コロナの感染者数は733人で前の週より107人増えています。
福岡県は「帰省や旅行、成人式や新年会などで人の移動や多くの人と接触する機会が増える時期なので、手洗いや適切なマスク着用などの感染対策をしてほしい」と呼びかけています。