「ふくおかフィナンシャルグループ」初任給を大幅アップへ

九州最大の地方銀行グループが初任給の大幅アップを決めました。
「ふくおかフィナンシャルグループ」は、再来年度=2025年度に傘下の福岡銀行などに入る行員を対象に、初任給を最大4万5000円引き上げると発表しました。
それによりますと、「ふくおかフィナンシャルグループ」は、再来年度=2025年度から傘下の銀行の初任給を大幅に引き上げます。
具体的には、福岡銀行、熊本銀行、それに長崎市に本店を置く十八親和銀行に入る行員を対象に、初任給を一律4万5000円アップさせるということです。
この結果、転勤があるコースを選択した大卒の行員の初任給は、いまの21万5000円が20%余り増えて26万円になります。
また、ことし10月に傘下に置いた福岡中央銀行でも、同じく再来年度から初任給を一律2万円引き上げます。
初任給の引き上げは、ベースアップした年度を除くと11年ぶりになるということです。
必要な人材を確保するとともに行員の意欲の向上につなげるのが狙いで、九州最大の地方銀行グループによる賃上げの取り組みがほかの金融機関などに広がる可能性もあります。