糸島市役所の新庁舎落成式 55億円余で免震構造・機能を集約

福岡県糸島市役所の新しい庁舎が完成し、23日落成式が行われました。
糸島市前原西にある市役所の庁舎は、建設から50年以上が経過して古くなっているためおととし12月からおよそ55億3000万円をかけて隣の敷地に新庁舎の建設を進めてきました。
工事はことし10月に終わり、23日は、関係者およそ100人が参加して新しい庁舎の落成式が行われました。
市の吹奏楽団が演奏を披露した後、月形祐二市長が「市民サービスの向上は元より、防災拠点として充実した庁舎機能によって、市民の安全安心な暮らしを守るという使命の達成に向けて職員一同決意を固くしています」などとあいさつしました。
また、糸島市にアトリエがあった現代日本を代表する洋画家、野見山暁治さんの作品が庁舎内に展示される予定で、きょう、お披露目されました。
新しい庁舎は鉄筋コンクリート造りの6階建てで、免震構造になっています。
また、延べ床面積は1万1700平方メートル余りでこれまで5つの建物に分散していた機能が1つに集約されています。
糸島市役所の新しい庁舎は来月4日に開庁します。