福岡市の市立中学校 生徒238人分の個人情報資料を紛失

福岡市の市立中学校で修学旅行の引率をした教員が生徒238人分の名前や基礎疾患などの個人情報が記載された資料を紛失していたことがわかりました。
福岡市教育委員会の発表によりますと12月18日、市立中学校の教員が修学旅行で生徒を引率した際、▽生徒238人分の名前と▽このうち72人分のアレルギーや基礎疾患などの個人情報が記載された資料を紛失したことに気づいたということです。
資料は修学旅行に同行した教員らが職員用のしおりとして持っていたものです。
教員は学校から博多駅まで移動するバスの中では資料を持っていましたが、バスが駅に到着した後、ホームに移動する間に紛失したものとみられ、その後、バスの中や駅などを探したものの現在まで見つかっていません。
学校では20日、生徒が修学旅行から帰ってきたあと生徒や保護者に謝罪したということで、これまでのところ個人情報の第三者への流出や被害は確認できていません。
市教育委員会は▽校外学習で個人情報を適切に取り扱うようすべての市立学校に対して注意喚起を行ったとともに、▽職員向けの研修を実施することにしていて、「生徒や保護者に大変申し訳ない。再発防止に努め、周知徹底を図っていく」としています。