溶連菌感染症の一種も警報 インフルエンザ・咽頭結膜熱に加え

福岡県は直近1週間に定点把握された感染症の感染者数を発表し、新たに「溶連菌感染症」の一種も基準を上回り、警報が発令されました。
県内ではこれに加えてインフルエンザと咽頭結膜熱のあわせて3つの感染症に警報が出ていて県が警戒を呼びかけています。
福岡県は新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症について、12月11日から17日までの1週間に定点把握された感染者数を発表しました。
このうち、主に子どもが感染し、発熱やのどの痛みなどの症状が出る「溶連菌感染症」の一種、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は感染者数が983人で前の週より197人増えました。
1医療機関あたりの平均は8.19人で、国が定める警報の基準、「1医療機関あたり8人」を上回り、県は令和2年以来となる警報を出しました。
福岡県は「主に飛沫や接触で感染するので患者との接触は避け、手洗いなど感染対策をしてほしい」と呼びかけています。
一方、インフルエンザの感染者数は7489人と、前の週より1551人減りましたが、1医療機関あたりの平均は37.82人と国の警報の基準を上回っていて県は4週連続で「インフルエンザ警報」を出し、警戒を呼びかけています。
子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る咽頭結膜熱の感染者数も665人と前の週より66人減りましたが、1医療機関あたりの平均は5.54人になっていて県は15週連続で警報を出して警戒を呼びかけています。
また新型コロナの感染者数は626人で前の週より84人増えました。