福岡市で野鳥が鳥インフル疑い 福岡県内で今季初の感染か

16日福岡市で衰弱した野鳥のハマシギ1羽が見つかり、簡易検査を行ったところ、鳥インフルエンザに感染した疑いがあることがわかりました。
今後、遺伝子検査で感染が確認されれば県内では今シーズン初めてで、県は、周辺で感染が拡大しないよう野鳥の監視を強化しています。
県によりますと、16日、福岡市で衰弱した野鳥のハマシギ1羽が見つかり、その後、死にました。
県内の動物病院が簡易検査を行ったところ鳥インフルエンザの陽性反応が確認されたということです。
これを受けて、国立環境研究所では詳しい遺伝子検査を進めていて高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されれば県内では今シーズン初めてとなります。
結果は1週間程度で判明する見込みです。
また、環境省はこの野鳥が見つかった地点から半径10キロ圏内にあたる福岡市と糸島市の一部を「野鳥監視重点区域」に指定し、福岡県は感染が拡大しないよう監視を強化しています。
これまでのところ県内の養鶏場などではニワトリが大量に死んでいるなどの異常は確認されていないということですが、県は、養鶏場などに対し、野鳥の侵入を防ぐための防疫対策を徹底するよう呼びかけるとともに、県民に対し、野鳥を素手で触らないことや死んだ野鳥を見つけた際は県や市町村に連絡するよう呼びかけています。