福岡県 物価高騰対策費など746億円余の追加補正予算案提出

福岡県は物価高騰への対策や企業の賃上げを後押しする費用などを盛り込んだ一般会計の総額で746億円あまりの追加の補正予算案を県議会に提出しました。
きょうの県議会で県は一般会計の総額で746億300万円の追加の今年度の補正予算案を提出しました。
このうち医療機関や福祉、教育施設を対象に電気料金などの上昇分を助成する費用として47億8300万円あまりを盛り込んでいます。
また、新規事業として中小企業の賃上げを支援するため、経営革新によって売り上げを向上させ、賃上げに取り組む中小企業を支援する費用として2億5200万円あまり、デジタル化で生産ラインの省力化などを進めて生産性を向上させ賃上げに取り組む中小企業を支援する費用として1億8300万円あまりを計上しています。
このほか県農林業総合試験場で全国初となるAIを活用した研究開発設備を整備し、気候変動に対応するため高温や病気に強い米の品種開発を進める新規事業にも3億5100万円あまりを計上しています。
県はすでに子育て世帯の支援として病児保育の施設の体制を整備するための費用などを盛り込んだ総額125億円あまりの今年度の補正予算案を提出していて、今月20日にあわせて採決が行われる予定です。