福岡市が7つの区にある保健所を2024年度から統合

福岡市は、7つの区にある保健所を来年度2024年度から統合し、感染症に関する情報を集約するなど、効率的な運用を図ることになりました。
発表によりますと、来年度から統合するのは福岡市内の7つの区にそれぞれある保健所で、中央区に設ける「福岡市保健所」に一本化するということです。
コロナ禍では、感染者の把握に時間がかかるといった課題が表面化しましたが、保健所の統合後は、感染症に関する情報を集約するなど、効率的な運用が図れるとしています。
インフルエンザや食中毒などの情報も含めて市が一体的に収集し、対応方法を速やかに決める狙いもあるということです。
一方、それぞれの区の保健所に置かれている感染症や精神疾患などの相談窓口は、各区役所に引き継がれます。
全国の政令市ではすでに保健所の集約が行われていて、市の保健医療政策課は、「業務の効率化に加え、より専門的な人材が対応することで、市民サービスの向上にもつなげたい」とコメントしています。