田川 日仏写真家の写真展 炭鉱などをテーマに

日本とフランス、双方の写真家が炭鉱などをテーマに撮影した写真の展覧会が田川市で開かれています。
この写真展は田川市美術館が企画し、▽東京在住の本橋成一さんと、▽1994年に亡くなったフランス人のロベール・ドアノーさんの写真家2人が炭鉱などをテーマに撮影した合わせて210点を展示しています。
このうち、筑豊の炭鉱の労働者を写した本橋さんの写真は、上半身裸の男性が石炭の入ったかごを力強くつかんでいる場面を捉えています。
また、フランスの石炭の採掘現場で撮影したドアノーさんの写真は、2人の男性が顔にすすをつけながら機械を操作している作業風景を切り取りました。
訪れた人たちは、異なる国で撮影されながらテーマに共通性があるそれぞれの写真に見入っていました。
本橋さんは、「いろいろな記憶が炭鉱を通して世界中に残っています。そういう時代に僕もいたんだなと感じています」と話していました。
この写真展は、来年1月28日まで開かれています。