福岡有明のりの初入会 去年の倍以上の約1億枚ののりが出品

福岡県沖の有明海で収穫された養殖のりの今シーズン初めての入札会が、福岡県柳川市で開かれました。
有明海では、11月からのりの収穫が始まり、9日柳川市で開かれた今シーズン初めての入札会には、去年の倍以上にあたるおよそ1億枚ののりが出品されました。
福岡有明海漁連によりますとことしは海の栄養状況もよく順調にのりが生育していて入札会には、最高等級ののりも例年より多く出品されました。
入札会には福岡県の服部知事も出席し、「昨年は、平年に比べて生産量もおよそ半分になり厳しい状況でしたが、ことしは香り豊かで口溶けのいい質のいいのりが採れていると聞いています。「福岡有明のり」を高くお買い上げいただくよう、お願いします」とあいさつしました。
入札会には全国各地から商社や加工メーカーなど55社が参加し、担当者は会場に並んだのりの色や香り、味などを確認していました。
兵庫県から参加した業者の男性は「味が濃く深く、近年になくおいしいのりができているので、たくさん買い付けたいです」と話していました。
入札会は、来年4月にかけてあわせて10回行われ、福岡有明海漁連では、146億円の販売を目標にしているということです。