インフルエンザ急増”年始にかけ感染対策徹底を”福岡市医師会

福岡県内でインフルエンザの感染者が急増する中、福岡市医師会は6日の会見で「年末年始にかけて人との接触機会が増えるためさらに感染が拡大するおそれがある」として、感染対策を徹底するよう呼びかけました。
県内ではインフルエンザの感染者が急増していて、県は11月30日、1医療機関あたりの平均が国が定める警報の基準、30人を上回ったとして、「インフルエンザ警報」を発表しました。
福岡市医師会の感染症担当、中山英樹常任理事はきょうの定例会見で、市内では、11月26日までの1週間の1医療機関あたりの平均は45.92人で、増加傾向にあると説明しました。
感染が広がっている理由としては過去3年間、インフルエンザがほとんど流行せず、免疫を持つ人が少なくなっていることや、例年より早く流行が始まったことなどが考えられるということです。
また、市内の一部の薬局ではせき止めの薬などがすでに不足しているということです。
平田泰彦会長は「年末年始にかけて人との接触機会が増えるためさらに感染が拡大するおそれがある」と述べて、うがいやマスクの着用など基本的な感染対策の徹底を呼びかけました。