佐賀で鳥インフルエンザ感染確認受け福岡県が緊急の対策会議

佐賀県鹿島市で今シーズン全国で初めて、養鶏場で鳥インフルエンザの感染が確認されたことを受けて、福岡県は25日、緊急の対策会議を開き、養鶏や畜産の団体に、感染防止対策を徹底するよう求めました。
佐賀県によりますと鹿島市の養鶏場で24日、ニワトリが相次いで死んでいるのが見つかり、遺伝子検査の結果、高病原性の疑いがある「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
農林水産省によりますと今シーズン、養鶏場で鳥インフルエンザの感染が確認されたのは全国初めてだということです。
福岡県は、県庁で養鶏や畜産の団体の代表者などを集めた緊急の対策会議を開きました。
そして▼感染源となりうる野鳥の侵入を防ぐネットの点検や補修を行うことや▼養鶏場などに出入りする人や車両を消毒することなど感染防止対策を徹底するよう求めました。
福岡県畜産課の野田美治課長は「県内では昨シーズン、鳥インフルエンザが4件発生した。その経験を踏まえて、関係者一丸となって防疫措置に努めたい」と話していました。