インフルエンザ 警報基準に迫る 福岡県 ”感染対策を”

福岡県は11月19日までの1週間に定点把握された感染症の感染者数を発表しました。
インフルエンザは、1医療機関あたりの平均で27.56人と警報基準の30人に迫っていて、県が感染対策を呼びかけています。
福岡県は新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症について、11月13日から19日までの1週間に福岡県内の医療機関で定点把握された感染者数を発表しました。
このうちインフルエンザの感染者数は5457人と前の週より1739人増えました。
1医療機関あたりの平均は27.56人と前の週の1.47倍となり、全国平均を大きく上回っています。
県は8週連続で注意報を出したうえで「1医療機関あたりの平均が警報を出す基準の30人に近づいている。今後さらに増える可能性があるので、手洗いうがいなど感染対策を心がけてほしい」と呼びかけています。
一方、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る咽頭結膜熱=いわゆるプール熱の感染者数は789人で、前の週より100人減りました。
ただ、1医療機関あたりの平均は6.58人と全国平均の2倍以上となっていて、県は11週連続で警報を出して警戒を呼びかけています。
また、新型コロナの感染者数は257人で、前の週より28人減少しました。