北九州空港 滑走路延長工事12月2日着工へ 3000ⅿに

北九州空港の滑走路を現在の2500メートルから3000メートルに延長する工事が12月2日から始まることになりました。
北九州空港の滑走路は北九州市や福岡県の要望を受け、大型の貨物機が安全に運航できるよう国土交通省が現在の2500メートルから3000メートルに延長する計画で、およそ130億円の総事業費が見込まれています。
国土交通省北九州港湾・空港整備事務所によりますと、11月27日から建設用の大型機械を搬入し、12月2日に着工するということです。
当面は、延長部分となる滑走路の南端から500メートルの敷地一帯の造成を行う予定です。
また、来年度からは滑走路や誘導路の建設に取りかかることにしています。
延長後の滑走路の供用開始は4年後の令和9年8月31日となっています。
国土交通省北九州港湾・空港整備事務所の清山貴俊第二工務課長は「航空機の飛行に影響が出ないように配慮しながら早期の供用開始に向けて工事を安全に進めていきたい」としています。
北九州空港は九州で唯一24時間の運用が可能で、北九州市が物流の拠点化を進めています。
滑走路が延長されれば大型貨物機の長距離運航も可能になり、さらなる機能強化が期待されます。