北九州市にオオハクチョウ飛来 響灘ビオトープで確認

九州への飛来は珍しいオオハクチョウが北九州市若松区にある「響灘ビオトープ」で確認され、野鳥愛好家が相次いで見物に訪れています。
このオオハクチョウは20日、ビオトープの関係者が池で羽を休めているところを見つけました。
オオハクチョウはシベリアなどから飛来し、その多くは北海道や東北で越冬することで知られています。
北九州市にある「いのちのたび博物館」によりますと、近年、九州でも飛来が確認されたケースがありますが、とても珍しいということです。
今回、確認されたのは1羽だけで、穏やかな陽気のもと、時折、首を水の中に入れて水草をついばんでいました。
「響灘ビオトープ」には季節ごとにさまざまな野鳥が飛来しますが、2012年の開園以来、オオハクチョウの飛来は初めてだということです。
園内の観察場所には飛来の知らせを聞きつけた人たちが集まり、その姿を撮影したり、熱心に観察したりしていました。
訪れた人たちは「感動します。首を丸めて寝ている姿が可愛いです」、「えさをたくさん食べて栄養をつけて無事に遠距離を帰ってほしいです」などと話していました。