陸自久留米駐屯地 演習場内死亡事故や盗みで4人懲戒処分

陸上自衛隊久留米駐屯地はおととし大分県内の演習場で隊員が大型車両にひかれて死亡した事故について車両を運転していた隊員と、その上司を停職や減給の懲戒処分にしました。
陸上自衛隊久留米駐屯地によりますとおととし12月、大分県内の演習場で大型車両の近くで作業をしていた隊員がひかれて死亡する事故がありました。
陸上自衛隊は車両の操作を誤ったとして西部方面特科連隊所属の31歳の3等陸曹を停職6日、指導が不十分だったとしてその上司で46歳の1等陸尉を2か月間、減給15分の1とする懲戒処分にしました。
陸上自衛隊西部方面特科連隊の連隊長、福島政則1等陸佐は「すでに再発防止のため、教育・指導を徹底していますが引き続き安全管理に万全を期して参ります」とコメントしています。
また、西部方面特科連隊に所属する30歳の3等陸曹についておととし6月から7月ごろの間、同僚の個人口座から現金65万円余りを引き出して盗んだとして、懲戒免職の処分にしました。
このほか、航空自衛隊春日基地に所属する20代の空士長がことし8月、基地内で同僚の隊員の財布から4回にわたりあわせて現金およそ8万円を盗んだとして、懲戒免職の処分を受けました。