【独自】県の新型コロナ検査で補助金不正請求 受領額は4億円

福岡県が行っていた新型コロナウイルスの無料検査のうち、薬局など7つの事業者で架空請求するなどして補助金を受け取る不正行為があったことがわかりました。
不正な補助金の額はおよそ4億円にのぼり県は全額を返還するよう求めています。
福岡県はおととし12月からことし5月まで感染に不安を感じる県民を対象に行ってきた無料のPCR検査について、県が補助した事業者の中に、不正行為がないか調査を進めてきました。
関係者によりますと、その結果、薬局など7つの事業者で、補助金の不正行為があったことが明らかになりました。
具体的には、架空請求をして補助金の交付を受けたケースや無料検査の立ち会いを一部、外部に委託したケース、さらに実在する医療機関になりすまして事業者の登録を受けたケースなどで、不正な補助金の額はおよそ4億円にのぼるということです。
いずれも無料検査の内容には問題はありませんでした。
県は7つの事業者に対し、全額を返還するよう求めています。