覚醒剤密輸事件で無罪判決 福岡地検が控訴

ことし2月、覚醒剤およそ2キロを韓国から福岡空港に持ち込んだとして、覚醒剤取締法違反と関税法違反の罪に問われたインド国籍の男性を無罪とした判決について、福岡地方検察庁は15日、福岡高等裁判所に控訴しました。
ことし2月韓国から福岡空港に到着した飛行機の荷物のスーツケースの中から覚醒剤およそ2キロが見つかり、インド国籍の72歳の男性が覚醒剤取締法違反と関税法違反の罪に問われました。
15日の判決で福岡地方裁判所は「男性がスーツケースを確認した後、違法なものが隠されているかもしれないと思い続けていたと認めるには疑いが残る」として無罪を言い渡しました。
この判決について福岡地方検察庁は15日、福岡高等裁判所に控訴したということです。