「BRTひこぼしライン」”水素バス”導入へ 車両をお披露目

ことし8月に開業した、JR日田彦山線の一部区間をバスで結ぶ「BRTひこぼしライン」に新たに水素を使って走るバスが試験的に導入されることになり、15日車両のお披露目式が福岡市で開かれました。
6年前の九州北部豪雨で被災したJR日田彦山線のうち、福岡県の添田駅と大分県の日田駅の間のおよそ40キロの区間はことし8月からBRT=バス高速輸送システムに転換し「BRTひこぼしライン」としてバスが運行しています。
この区間に新たに水素を使って走る燃料電池バス1台が11月末に試験的に導入されることなり、15日車両のお披露目式が福岡市で開かれました。
会場には関係者50人あまりが出席し、服部知事は「大変な災害を被った日田彦山線を燃料電池バスが走り抜けるというのは非常に象徴的で大きな意義を持つと思う。これからぜひたくさんの方にご乗車いただいて、未来の水素社会を体感してほしい」と述べました。
お披露目された車両は、青い車体が特徴の小型バスで14人分の座席があり、一般的なバスよりも静かで振動も少ないということです。
燃料電池バスの運行は11月28日に始まり、再来年の春ごろまで週に3日のペースで予定されています。