福岡市西区で水素燃料電池バスが15日から営業運行

二酸化炭素を出さない水素を燃料にしたバスが福岡市西区の九州大学伊都キャンパスとJR九大学研都市駅の間で15日から導入されます。
水素燃料電池バスが営業運行されるのは九州では初めてだということです。
九州大学の伊都キャンパスでは14日、運行開始を記念した式典が行われ関係者がテープカットを行いました。
水素燃料電池バスは、水素と酸素の化学反応によって発電してモーターを動かす仕組みで、二酸化炭素を出さないため次世代のエコカーとして期待されています。
九州大学と九州電力は昨年度から地域で水素の活用を目指す実証事業を進めていてその一つとして水素燃料電池バスの導入を決めました。
水素燃料電池バスが営業運行されるのは九州では初めてだということです。
導入されたバスは伊都キャンパスと最寄りのJR九大学研都市駅までおよそ5キロの区間を結び午後5時から6時にかけて1日3便運行されます。
運賃は現行の路線バスと同じです。
九州電力の池辺和弘社長は、「バスには学生さんなど次世代を担う方が多く乗車すると思うが、地球環境や水素エネルギーに関心を持つきっかけにしてほしい」と話していました。