貨物鉄道150年 歩みを紹介 九州鉄道記念館で写真展 

北九州市門司区にある「九州鉄道記念館」で、貨物鉄道の歩みを紹介する写真展が開かれています。
日本の貨物列車は、新橋・横浜間で鉄道が開業したよくとしの1873年に運行が始まり、ことしで150年となりました。
写真展はこれにちなんで企画されたもので、貨物鉄道の歴史を紹介する200点余りが展示されています。
このうち、明治時代から大正時代にかけて撮影された蒸気機関車は、筑豊炭田から門司港まで石炭を運んでいました。
また、平成30年の西日本豪雨で中国地方を走る山陽本線が被災したたため、貨物列車がふだんは通らない山口線などをう回して走行している写真もあります。
このほか、使用電力を抑えた最新型で最近、運行が始まった電気機関車「EF510」など今後の物流を担う車両の写真も紹介されています。
会場を訪れた女性は「多くの荷物を大量に運ぶ貨物列車の良さを感じました。これからトラックドライバーが少なくなると思うので改めていいなと思いました」と話していました。
「九州鉄道記念館」の宇都宮照信副館長は「2024年問題もあるので再び多くの貨物列車が走ることに期待しています」と話していました。
この写真展は12月6日まで開かれています。