北九州 鉄のまちの神社に鉄のしめ縄

かつて官営八幡製鐵所が設けられ「鉄のまち」として栄えた北九州市の神社で、鉄製のしめ縄がお披露目されました。
お披露目会は北九州市八幡東区にある豊山八幡神社で行われ、地元の幼稚園児たちがひもを引いて幕をおろすと、まっすぐな鉄のしめ縄が現れました。
しめ縄は、神社の創建から1400年になるのを記念してつくったもので、長さ5メートル、重さ200キロあり、直径4.2センチの3本の鉄をねじって締め上げたということです。
神社から依頼を受けてしめ縄を制作した水巻町出身の彫刻家、母里聖徳さん(67)は「思った以上に神社の空間に合っていると思いました。見た人がどのように加工したのかと不思議がってくれるといいですね」と話していました。
豊山八幡神社の波多野隆英宮司(38)は「自分のまちに新しいものができたということで地域の人たちに足を運んでほしいです」と話していました。