福岡市で暴力追放福岡大会 暴力根絶の決意新たに

住民や警察、行政などが一体となって暴力団の排除の取り組みを強化しようと「暴力追放福岡大会」が福岡市で開かれ、暴力を根絶する決意を新たにしました。
福岡市東区で開かれたことしの暴力追放福岡大会には警察や自治体の関係者、それに暴力団追放運動に取り組む市民などおよそ400人が参加しました。
この中で福岡県の服部知事があいさつし、「暴力団排除のためには警察だけでなく福岡県で暮らす全ての人々の力を結集して取り組んでいかなければなりません。私たちの街から暴力団をなくしていきましょう」と呼びかけました。
警察によりますと県内の暴力団員や準構成員などの数は、去年12月末時点でおよそ1260人と統計上ピークだった平成19年のおよそ3割まで減るなど弱体化が進んでいますが、未解決事件などの捜査や巧妙化する資金獲得活動の実態解明が課題となっています。
大会の最後に参加者の代表が、暴力のない安全で安心して暮らせる福岡の実現に向けて「暴力団を利用しない・恐れない金を出さない・交際しない」という取り組みを一丸となって実践しようと宣言しました。
参加者たちは力強く拍手をして暴力を根絶する決意を新たにしていました。