台湾の漫画家と北九州ゆかりの漫画家創作活動などテーマに懇談

多くの漫画家を輩出し、漫画をテーマにした地域振興の取り組みが進められている北九州市で、海外の漫画家を招いた交流事業が行われ、9日は台湾の漫画家と地元ゆかりの漫画家がそれぞれの創作活動などをテーマに懇談しました。
この交流事業は北九州市が行っているもので、今回は台湾の漫画家の硝子さんとMNさんの2人が北九州市を訪れています。
2人は9日午前中、小倉北区で北九州市ゆかりの漫画家4人と懇談しました。
硝子さんは音楽ゲームのグラフィックの制作に携わった経験を生かして、現在はイラストレーターとしても活動しています。
また、MNさんは2017年にオリジナル同人誌を販売したことで人気を集め、現在はビジネス漫画も描いているということです。
懇談会では、それぞれの創作活動などをテーマにした話が出て、会話が弾んでいました。
硝子さんとMNさんは12月4日まで北九州市に滞在して視察などを行う予定です。
そして、後日、北九州市での体験をもとにした作品を制作し、市に寄贈するということです。
硝子さんは「小倉城や門司港レトロなど、北九州の歴史や文化をPRする作品を作りたいです」と話していました。
MNさんは「日本は漫画を継承していくことに力を入れているのがすばらしいと思いました。漫画も文化の1つとして子どもたちに伝えていきたいと思うので台湾も学ばないといけないと思いました」と話していました。