JR九州中間決算  客数回復で増収増益 最終利益は過去最高

JR九州が発表したことし9月までの半年間のグループ全体の決算は、利用客数の回復などを背景に増収増益となり、最終利益は、中間決算としては過去最高でした。
発表によりますと、JR九州のことし4月から9月までのグループ全体の決算は、去年の同じ時期より売り上げが12%増えて、1907億円、最終利益が2.3倍に増えて279億円でした。
新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に移行し、利用客数が回復したことなどを背景に増収増益となり、最終利益は、中間決算としては過去最高でした。
JR九州の古宮洋二社長は記者会見で、「おおむね順調にいっている」と述べた上で、九州新幹線などの中長距離の鉄道収入が伸び悩んでいることを課題にあげました。
一方、記者団から九州新幹線西九州ルートのうち、佐賀県の新鳥栖・武雄温泉間の整備のあり方を問われたのに対し、古宮社長は、「私はいつも言っているが、やはり佐賀の方が最も利用しやすいのはどこかと考えると、佐賀駅を通るところが一番じゃないか」と述べました。