人手不足の業界人材確保 北九州で50歳以上対象の就職説明会

人手が不足している業界の働き手を幅広く確保しようと、50歳以上を対象にした就職説明会が北九州市で開かれています。
これは北九州市が企画したもので、小倉北区の西日本総合展示場には建設業者や介護事業者など16社がブースを出展していて、就労を希望する50歳以上の人たちが説明を聞きに訪れています。
この中ではミスマッチを防ごうと、実際に仕事の一部を体験できるコーナーを設けているところもあり、トマトの栽培に取り組む企業のブースでは参加者が袋詰めの作業を体験していました。
北九州市によりますと市内の有効求人倍率は建設業で6倍、介護で4倍となるなど、業種によって人手不足が深刻化していて、若者の市外への流出も続く中、人材の確保が課題となっています。
来月定年退職を迎えるという八幡西区の64歳の男性は「シニア対象の説明会なので働く環境などについて聞きやすくためになりました。応募したい企業も見つかりました」と話していました。
北九州市雇用政策課の武宮ちさ係長は「働きたいシニアの方が地元企業にどんどん就職してもらい、元気な北九州市になってほしい」と話していました。
この説明会は7日は午後4時まで開かれていて、8日も開催されます。