北九州市のイベントで配布の防災用食パン50個が賞味期限切れ

北九州市で4日まで2日間にわたって開かれたイベントで、景品として配られた防災用の食パン50個が賞味期限を半年以上過ぎていたことがわかりました。
食パンを提供した北九州市とイベントの実行委員会は、賞味期限が切れたパンを食べないよう参加者に呼びかけています。
北九州市や実行委員会によりますと、4日と3日の2日間、北九州市小倉北区の福岡県営中央公園で開かれた「ワンヘルスフェスタ2023in北九州」でクイズラリーの景品で配られた食パン350個のうち少なくとも50個が賞味期限を半年以上、過ぎていたということです。
受け取った人から実行委員会にSNSでメッセージが寄せられ、商品が入っていた段ボールを確認したところ発覚したということで、まだ賞味期限がわかっていない100個についても確認を進めています。
北九州市によりますと、食パンは市の防災担当部署が災害などの非常時のために備蓄しているもので、賞味期限が残り1年に近づいた商品は防災イベントなどに提供していたということです。
北九州市は「賞味期限を確認していたが、漏れがあった。2度と起きないように再発防止に努める」としているほか、実行委員会は「多大なご迷惑をおかけしておりますことを深くおわび申し上げます。お手持ちの品物がございましたら、お召し上がりにならないようお願い申し上げます」などとしています。