“「炭坑節」発祥の地” 田川市で4年ぶりに「炭坑節まつり」

民謡「炭坑節」の発祥の地として知られる田川市で4年ぶりに「炭坑節まつり」が開かれ、集まった人たちが輪になって一斉に踊る総踊りが行われました。
「月が出た出た、月が出た」の一節で知られる炭坑節は、炭鉱で働く人たちの仕事歌として田川市で始まったとされています。
「炭坑節まつり」は例年、田川市の石炭記念公園でこの時期に行われていますが、新型コロナウイルスの影響でことしは4年ぶりに開かれました。
5日はまつりのクライマックスの総踊りが行われ会場の中央に組まれたやぐらを中心に集まったおよそ3000人がいくつもの大きな輪をつくって炭坑節の歌にあわせて一斉に踊りました。
中には歌詞の中に出てくる煙突や月のかぶり物を身につけて踊るグループがいたほか、九州場所を控えた力士たちも参加して一緒に踊り、まつりを盛り上げていました。
参加した女性の1人は「4年ぶりで楽しみにしていたので、きょうは思いっきり踊りました」と話していました。
また男性は「久しぶりにたくさんの人数で一緒に踊れたことがとても楽しかったです」と話していました。