プール熱・インフルエンザの感染者数が前週比増 福岡県

福岡県は10月29日までの1週間に定点把握された感染症の感染者数を発表しました。
咽頭結膜熱=いわゆるプール熱とインフルエンザの感染者数は前の週からいずれも増えていて県は引き続き警報や注意報を出して警戒を呼びかけています。
福岡県は新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症について、10月23日から29日までの1週間に福岡県内の医療機関で定点把握された感染者数を2日、発表しました。
それによりますと、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る咽頭結膜熱=いわゆるプール熱の感染者数は833人で、前の週より74人増えました。
1医療機関あたりの平均は6.94人で、前の週の1.10倍と増えています。
県は8週連続で警報を出して、警戒を呼びかけています。
またインフルエンザの感染者数は4053人で、前の週より900人増えました。
1医療機関あたりの平均は20.47人で前の週の1.29倍と増えていて県は5週連続で注意報を出しています。
プール熱とインフルエンザの1医療機関あたりの平均はいずれも全国平均を上回っています。
一方、新型コロナの感染者数は367人で、前の週より86人減少しました。
1医療機関あたりの平均は1.85人で前の週の0.81倍となり、7週連続で減少しています。
福岡県は「プール熱は大きな流行が続いている。流水と石けんによる手洗い、うがいを徹底し、感染者とのタオルの共用などは避けてほしい」と呼びかけています。