福岡市内の専門学校生徒など14人 結核に集団感染

福岡市内の専門学校の生徒などあわせて14人が結核に集団感染していたことがわかりました。
福岡市はせきやたんなどの症状が2週間以上続く場合は早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。
福岡市によりますと、ことし6月、市内の専門学校に通う20代の女性が結核と診断されたと保健所に届け出がありました。
このため、市がことし7月からこの女性と同じ専門学校に通う生徒や接触のあった家族などあわせて51人を対象に健康診断を行いました。
その結果、27日までに女性のほかにもいずれも20代の男女あわせて13人が結核に感染し、このうち男女4人が発症していたことがわかりました。
症状はいずれも重症ではなく、治療を受けて快方に向かっていて感染がさらに拡大する可能性は低いということです。
結核は近年減少傾向にあるものの、福岡市ではことし2月にも結核の集団感染が確認されていて加齢で抵抗力が低下している高齢者の事例などが多く報告されています。
福岡市はせきやたんなどの症状が2週間以上続く場合は早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。