警戒を! プール熱・インフルエンザ感染者数が前週から増加

福岡県は10月22日までの1週間に定点把握された感染症の感染者数を発表しました。
プール熱と呼ばれる「咽頭結膜熱」とインフルエンザの感染者数は前の週からいずれも増えていて県は引き続き警報や注意報を出して警戒を呼びかけています。
福岡県は新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症について、10月16日から22日までの1週間に福岡県内の医療機関で定点把握された感染者数をきょう発表しました。
それによりますと、夏場に子どもを中心にかかりやすいプール熱と呼ばれる「咽頭結膜熱」の感染者数は759人で、前の週より85人増えました。
1医療機関あたりの平均は6.33人で、前の週の1.13倍と増えていて、県は引き続き警報を出して警戒を呼びかけています。
またインフルエンザの感染者数は3153人で、前の週より818人増えました。
1医療機関あたりの平均は15.92人で前の週の1.35倍と増えていて県は引き続き注意報を出しています。
プール熱とインフルエンザの1医療機関あたりの平均はいずれも全国平均を上回っています。
一方、新型コロナの感染者数は453人で、前の週より108人減少しました。
1医療機関あたりの平均は2.29人で前の週の0.81倍となり、6週連続で減少しています。
福岡県は「インフルエンザやプール熱の感染者数はほぼ横ばいが続いていたのが今回はいずれも増加している。手洗いやうがい、消毒など基本的な感染対策の徹底をいま一度お願いしたい」と呼びかけています。