古賀市 浸水被害ハザードマップを3D化 福岡工業大学が作成

古賀市は、福岡工業大学と協力して大雨による浸水被害のハザードマップを3D化し、ホームページで公開しました。
実際に災害が起きた時の状況をイメージしやすくなると期待されています。
3Dのハザードマップは、地理学が専門で福岡工業大学の上杉昌也准教授が古賀市の依頼を受けて作成したもので、立体的な地図の上に、浸水想定区域が深さごとに色分けされて表示されています。
例えば、建物の2階以上が避難場所に指定されている古賀中学校の周辺は、50センチ以上3メートル未満の浸水が想定される薄い青色で示されているほか、そばを通る国道3号線は近くの交差点付近を中心に50センチ未満の浸水を示す黄色で表示されています。
上杉准教授によりますと土地の高低差など地形と浸水リスクとの関係が把握しやすくなるほか地図を読むのが苦手な人でも直感的に理解しやすくなることが期待されるということです。
上杉准教授は「実際に災害が起きたときのイメージがしやすく、洪水が起きた時にどちらに逃げたらよいかなど直感的に分かりやすい。スマホであれば自分の手の中で見られるので身近にデータを感じてほしい」と話していました。
古賀市はホームページで公開してる従来のハザードマップと併せて活用してほしいとしています。