九州自動車道 久留米市に計画 スマートIC設置準備会 発足

災害対策にもつなげようと九州自動車道の久留米市内の区間に新たに計画されている、スマートインターチェンジの設置に向けた準備会が発足し、23日、久留米市で初会合が開かれました。
国土交通省は、九州自動車道の久留米インターチェンジの周辺の地域が大雨で水につかり、たびたび通行できなくなることなどから水害対策にも役立てようと、久留米インターチェンジと広川インターチェンジの間にETCを付けた車が利用できるスマートインターチェンジを新たに設置するための調査を進めています。
23日は設置を計画的かつ効率的に進めるために発足した準備会の初会合が開かれ、市や国、それに福岡県の担当者などおよそ20人が出席しました。
この中では予定地周辺の地形的な特徴などの情報共有や、期待される効果などについて意見が交わされました。
準備会は今年度内に数回開かれ、インターチェンジの具体的な設置場所や周辺道路の整備計画などを検討する予定で、検討結果をもとに久留米市などでつくる地区協議会が実施計画を策定し、国が事業化することになります。
準備会に出席した久留米市の原口市長は、「1日でも早い着工と完成を望んでいる。これができあがれば災害に強い久留米市の第一歩になると思う」と話していました。