余った食品で支援「フードドライブ」 福岡県内の生協で始まる

家庭で余った食品を集めて支援が必要な人たちに届ける「フードドライブ」という取り組みが、23日から福岡県内の生協で始まりました。
「フードドライブ」は、家庭で多く買いすぎたり使い切れなかったりして余った食品を寄付してもらい、支援が必要な人たちに無償で提供する取り組みです。
福岡県のエフコープでは、2か月に1回ほど「フードドライブ」を行っていて今回は23日から29日まで、県内の各店舗や支所など33か所で専用の回収ボックスを設けて寄付を募っています。
このうち八幡西区の「エフコープ折尾店」には、ペットボトルのお茶やお菓子が持ち込まれていました。
受け付けているのは未使用、未開封で、賞味期限が1か月以上残っていて常温で保存できるもので、集まった食品は支援団体を通じて子ども食堂や福祉団体などに配られます。
店によりますと、長引く物価高に伴う買い控えの影響もあってか、持ち込まれる食品はこのところ減少傾向にあるということで、チラシへの掲示や店内アナウンスを通じて協力が呼びかけられていました。
エフコープ折尾店の末吉弘明副店長は「物価高の中で食品が十分に届いていない家庭もある。食品を無駄にせずに必要としている人に届くように活動したい」と話していました。