柳原白蓮と村岡花子の友情 孫たちが語る 飯塚市

筑豊の炭鉱王と呼ばれた伊藤伝右衛門の飯塚市の邸宅で、妻だった柳原白蓮とその親友の村岡花子の孫たちが集まり、2人の友情などについて語る催しが開かれました。
この催しは飯塚市などが柳原白蓮が旧伊藤邸で暮らした大正時代にスポットを当て、親友の村岡花子との関係を知ってもらおうと開きました。
22日は市民など100人が集まり、白蓮の孫の宮崎黄石さんと花子の孫の村岡美枝さんや恵理さんが出席し、2人がどのように友情を深めていったかなどを話しました。
この中で村岡恵理さんは、女学校時代に花子が白蓮に憧れて好きな英語の本を共有していたことなど、2人のエピソードを披露しました。
また、関東大震災で実家が被災したあと花子が家計を支えていたことなど祖母が生きた時代についても話しました。
宮崎さんは大正時代の白蓮と花子について「虐げられた時代から女性が活躍できる夢がある時代だったんじゃないかと思います」と話していました。
孫たちの話を聞いた女性は「白蓮さんの本も村岡さんの本も読みましたが、その背景を知ることができてとても感動しました」と話していました。