下関北九州道路の整備促進大会 早期事業化へ決議採択

北九州市と下関市を結ぶ新たな幹線道路「下関北九州道路」の整備を求める大会が開かれ、早期の事業化に向けて自治体と協力して手続きを進めるよう国に求めていくことを確認しました。
「下関北九州道路」は、老朽化が進んでいる関門橋や関門トンネルに次ぐ第3の幹線道路として地元自治体が整備を求めていて、国は下関市と北九州市小倉北区を結ぶおよそ8キロのルートで事業化を目指しています。
大会は、整備の実現に向けた機運を高めようと毎年開かれていて22日は、福岡県と北九州市、それに山口県と下関市の関係者などが北九州市のホテルに集まりました。
はじめに山口県の村岡知事があいさつし、「老朽化が進む関門トンネルや関門橋の代替性を確保するためにも道路の早期実現が重要だ」と述べました。
また、福岡県の服部知事も「北九州市と下関市が今後も観光や物流で一体となって発展するためにも連携を強めていくことが必要だ」と述べました。
そして、国に対し▼早期の事業化に向けて2県2市と協力して環境アセスメントや都市計画の手続きを進めることや、▼地域活性化につながる道路となるよう検討することを求める決議を全会一致で採択しました。
この決議は11月、国土交通省などに提出される予定です。